大型シャフト無電解ニッケルメッキ

| 製品分類 | ロール |
|---|---|
| 処理 | 無電解ニッケルメッキ |
| 材質 | STKM |
| 目的・トラブル | 防錆、耐食性向上、残液対策 |
今回のご依頼は、フィルム製造装置で使用される大型ロール(材質:STKM)への無電解ニッケルメッキ処理のご相談でした。
本製品は内径部に通水するため防錆対策が必須でしたが、長尺かつ大口径の場合、通常の浸漬処理では内部にガスが溜まりやすく、未メッキ箇所が生じることが大きな課題となっていました。高品質なフィルム生産を支えるため、内径全面にわたる均一な耐食性と高い寸法精度が強く求められていました。
KSTでは、φ450×7300mmという超大型ロールに対し、独自の噴流装置を用いた内径循環処理を実施しました。横向きでの処理時に発生する反応ガスを、強制的な液循環によって完全に排除する「エアポケットゼロ」の技術を適用することで、内径の隅々まで均一な膜厚の無電解ニッケルメッキを実現。未メッキ部をゼロに抑えることで膜厚15μmにて、錆の発生を根本から防ぐことに成功しました。
他社では困難な長尺物の特殊処理を完遂した技術力と、確実な品質管理に対し、お客様からも高い評価と信頼を寄せていただきました。