フィルム業界向け大型ロール 無電解ニッケルメッキ

| 製品分類 | ロール |
|---|---|
| 処理 | 無電解ニッケルメッキ |
| 材質 | STKM |
| 目的・トラブル | 防錆、耐食性向上、コストダウン |
今回のご依頼は、産業機械の搬送工程等で使用される大型ロールへの表面処理のご相談でした。
従来、お客様は鉄系素材(STKM)のロールに溶射加工を施して運用されていましたが、使用環境の影響で溶射膜の微細な隙間から水分が浸透し、母材にサビが発生してしまうトラブルに悩まされていました。サビは膜の剥離や製品精度の低下を招き、頻繁なメンテナンスや再製作を余儀なくされるなど、運用コストの増大が大きな課題となっていました。
KSTでは溶射前の下地処理として、耐食性と密着性に優れた膜厚30μmの無電解ニッケルメッキを提案いたしました。400Φ×2500mmという大型のSTKMロールに対し、当社の大型設備と高度な液管理技術を駆使することで、長尺物であっても隅々まで均一な被膜を形成し、溶射膜のピンホールに起因する母材腐食を完全に遮断しました。
この結果、サビの問題が劇的に解消され、製品寿命が大幅に延びたことで「メンテナンス頻度が減り、トータルコストを大幅に削減できた」と、当社の技術力と提案に大変高い評価をいただきました。