射出成型機の樹脂誘導部 硬質無電解ニッケルメッキ

| 製品分類 | 樹脂電動部 |
|---|---|
| 処理 | 硬質無電解ニッケルメッキ |
| 材質 | 鉄 |
| 目的・トラブル | 耐食性向上 |
今回のご依頼は、射出成型機の樹脂誘導部に使用されるパーツへの表面処理のご相談でした。
従来、この箇所では樹脂の焦げ付きが発生するたびに工具を用いて物理的に除去を行っていましたが、その際に基材へ傷がついてしまうことが現場での大きな課題となっていました。一度傷がつくと、そこを起点にさらに樹脂が溜まりやすくなるという悪循環に陥っており、メンテナンス負荷の軽減と部品の長寿命化を目的とした硬度向上が強く求められていました。
基材であるS45Cに対し、400Φ×500という大型サイズでも均一な皮膜を形成できるよう厳密な浴管理のもと硬質無電解ニッケル処理を施しました。表面硬度を劇的に向上させたことで、メンテナンス時の工具接触による傷発生を最小限に抑制。
これにより、従来不可欠だった傷磨き工程を完全に省略でき、作業時間の大幅な短縮とメンテナンスコストの削減を同時に実現しました。
他社では管理が難しい大型部品への高硬度・高精度な処理を完遂した点に、お客様からは品質・納期ともに非常に高い評価をいただきました。