医薬品製造装置 架台 無電解ニッケルメッキ

| 製品分類 | 架台 |
|---|---|
| 処理 | 無電解ニッケルメッキ |
| 材質 | FC400 |
| 目的・トラブル | 防錆、耐食性向上、残液・コンタミ対策 |
今回のご依頼は、高度な衛生管理が求められる医薬品製造装置の架台パーツへの、無電解ニッケルメッキ処理のご相談でした。
素材はFC400(鋳鉄)で、耐食性の確保が必須の案件でしたが、内部構造が非常に複雑なため、処理中に気泡が滞留する「エアポケット」が発生し、未メッキ箇所が残ってしまうことが最大の課題でした。医薬品業界の厳しい品質基準をクリアするため、細部に至るまで完璧な皮膜形成が強く求められていました。
KSTでは、1500mm角を超える大型筐体に対応可能な設備を活かし、高精度な無電解ニッケルメッキを実施しました。懸案だったエアポケットに対しては、メッキ槽内での特殊な揺動(動き)を加える独自の工法を採用し、複雑な内部構造の隅々まで液を循環させることで未メッキ部を完全に解消しました。
FC400材特有の表面状態にも配慮した緻密な工程管理により、均一な膜厚と美しい外観を実現した結果、他社では困難だった技術課題を完遂した点について、お客様から「品質・信頼性ともに期待以上」という高い評価をいただくことができました。