厚膜メッキによる、ザラツキ防止(揺動)

Before:お客様の課題
今回のご依頼は、精密機械設備で使用される金属パーツへの膜厚20µm以上の厚メッキ処理のご相談でした。他社にて同様の処理を試みた際、膜厚が厚くなるにつれて表面にザラツキが発生してしまい、要求される滑らかさや厳しい寸法精度を満たせないという課題を抱えていらっしゃいました。厳しい環境下での耐摩耗性と防錆性を確保するため、厚膜でありながら平滑な表面状態の実現が不可欠な状況でした。
After:KSTの解決策と処理のポイント
膜厚が20µmを超えると、液中の微細なコンタミが析出過程で巻き込まれ、膜厚増加に伴い表面の山が肥大化してザラツキの原因となります。そこでKSTでは、メッキ槽内の濾過精度を限界まで高めると同時に、処理中に製品を滑らかに動かし続ける「高精度揺動システム」を採用しました。液流と製品の動きを細かく制御することで浮遊物質の付着を徹底的に防ぎ、厚膜でありながら欠陥のない均一で美しい皮膜の成膜に成功しました。難度の高い管理を完遂したことで、品質面においてお客様から非常に高い評価をいただきました。