SUS材内径への無電解ニッケルメッキ
Before

今回のご依頼は、AIデータセンター向け光ファイバー製造部品に使用されるSUS製パーツへのニッケルメッキ処理のご相談でした。ステンレス材は表面に強固な不動態皮膜を持つため、密着性を確保するストライクニッケル工程が不可欠です。しかし、本部品は複雑な内径形状を有しており、従来の工程では内側へのメッキの付きまわりが悪く、剥がれが頻発するという深刻な課題を抱えておられました。製品寿命に関わる密着性の改善が、お客様にとっての最優先事項でした。
After

当社では、単なる作業の繰り返しではなく、メッキ液の成分組成から通電条件に至るまで全ての工程をゼロベースで見直しました。特に難易度の高い内径部への析出を安定させるため、最適なストライク条件を試作によって導き出し、お客様へ仕様変更をご提案いたしました。
KSTの培ってきたノウハウを活かし、お客様と連携して試作処理と評価を何度も重ねた結果、内径の奥まで確実にメッキが定着する「最適な処理条件」を見出すことに成功しました。 これにより、メッキの剥がれ問題は完全に解消され、安定した品質での継続的な生産を実現しました。