ロール内径のみへの無電解ニッケルメッキ
Before

無電解ニッケルメッキは通常、製品をメッキ液の槽に浸漬して処理を行うため、内外径の全面にメッキ皮膜が形成されます。そのため、「内径部のみ」にメッキ機能が必要な製品の場合、従来はお客様側で全面にメッキを施した後に、不必要な外径部分のメッキを切削加工によって削り落とすというムダな工程をとられていました。 メッキをつけたくない部分にマスキング施工を行う方法もありますが、いずれの方法にせよ手間のかかるマスキング作業や後からの切削加工が必要となるため、大幅なコスト高と製造リードタイムの長期化がお客様の大きな課題となっていました。
After

当社では、このコスト高の課題を根本から解決するため、製品をメッキ槽に沈めることなく、タンクの外で「内径のみ」にメッキを施す独自の『液循環システム』を開発・導入いたしました。このシステムを用いて、必要な内径部にのみメッキ液を強制循環させることで、マスキング施工を一切行うことなく内径部のみへの確実なメッキ析出を成功させました。不必要な外径へのメッキをゼロにしたことで、コスト高の原因であった事前のマスキング作業や、事後の外径切削加工を完全に省略することができ、コストは1/2に削減することができ、加えて工程短縮も実現いたしました。